銀色の玉の中で息を潜めて丸まっている

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コントの話

煩悩教会というコントグループに所属している。四人だ。

青木 河西 大潟 田尻の四人でやっている。オレは大潟。宜しくな。

 

今週末の日曜(11月18日)に第三回ライブがある。ちなみに今回が最後のライブになりそうだ。(就活、部活、留学、ガチでお笑いをやる、という方向性の違い)

 

初めて来る人のために少しだけメンバーの紹介をしようと思う。

 

大潟…オレ。ゲラ。勢いだけのネタと下ネタが好き。基本的には他のメンバーのおふざけを見て爆笑するのが仕事。

 

青木…言わずと知れたTwitterガチ勢。定期的にバズるので、巷ではバズ木(ばずき)と呼ばれている。勢いが必要なボケと、振られてからの瞬発力に定評がある。ラインの誤字が多い。足が速い。声がでかい。面白い。木を舐めることができる。「スピードフォルム」と声をかけるとめちゃくちゃダッシュしていなくなる。

 

河西…「面白」と「見た目」に全スキルポイントを振って生まれたお笑いバーサーカー。遅刻する、金を返さない、謝らない、褒めないなどの最悪の特徴を持つが、圧倒的な面白さでカバーして有り余る長身イケメン。ボケもツッコミも最高品質。特にツッコミに回ることが多い。(他のメンバーがツッコミ得意じゃないので)。唯一インスタのストーリーを使いこなすことができる。

 

田尻…謎の男。上記三人は高校の同級生だが彼は違うし、大学も誰とも被ってないし、なんなら学年も一個上の三年生。共通点ゼロなのに加入したのには複雑な理由があり、面倒なので「Tinderで出会った」ということにしている。これまでの人生の大半を一人で過ごしてきたので、変な尖り方をしている。運転がうまい。セリフを覚えられない。(今回は長ゼリフを見事覚えた)

 

煩悩教会は半年に一回くらい単独公演を行う。そんな大それたものでは無いが、小劇場を借りて、客を集めて、お金もいただいて(赤字だが)、一応ちゃんとやっている。

 

次の公演で第三回になる。

まさか三回目までいくとは正直思っていなかった。

 

最初「コントやらない?」と言われた時は、二つ返事で了承したものの、実際はそのまま風化していくと思った。

 

グループの名前考えるときにオレは「筋肉ダルマ」って案を出して即却下された。確かに全然誰も筋肉ダルマじゃないから良かった。危なかった。

 

それで色々あって「煩悩教会」になった。ツテでラジオに出させてもらう機会があり、そこに出た二人が「仏教の用語である『煩悩』と、キリスト教の『教会』を合わせて煩悩教会にしました」と言っていて、そうなんだ、と思った記憶がある。

 

絶対その場で考えただろ。

 

コントやってて面白いのは、自分たちが自信を持って「ウケるだろうな」と思っているネタは意外とウケず、「これ伝わるか?」ってやつがウケたりする。箱を開けてみないと何がウケるかわからない。それは恐ろしいけど楽しい。

 

自分たちが「面白い」と思うことをみんなが見にきてくれるのは本当にすごくて、ありがたいことで、「意味わかんないな」と思う。こんな幸せなことってないでしょうよ。しかも単独で1時間半とかやるんだから。

 

これはありがたいと同時に、自分たちの「オレらはこれが最高に面白いと思うんだけど、みんなはどう思う?」というセンスがそのまま晒されるということだから、スリリングでもある。

 

コントとコントの間は暗転して曲を流してるんだけど、その間暗い中で舞台でスタンバッて明転待ってるときがゾクゾクして本当にたまらない。

 

今もワクワクしてる。

見にきてくれる人ありがとうございます。がんばります。