W杯の話
前回と前々回のブログで頑張りすぎた感がある。「面白い文章を作ってやろう」という意気込みがすごかった。
なんなら鼻息も荒かったに違いない。
もっとブログってのは肩肘張らずに書くものじゃないのか、と思った。
今までのオレは肩肘を張りすぎて肩肘・ハリルホジッチと呼ばれていた。は?
そもそも日記じゃないし。
ブログって日記であるべきだろ。
だから最近あったことについて書こうと思う。
最近あったといえばW杯だ。まだ終わってないが。
W杯ってめちゃくちゃ盛り上がるな。
あんな盛り上がるんだ、と思った。
オレも当然応援したし、試合もたまに見る。
W杯すごい。オリンピックより全然盛り上がってるもん。
オリンピックってあんなにいっぱいスポーツあるのに、サッカーの方が盛り上がる。なんなら全スポーツで一番サッカーが盛り上がる。
普通になんで?
なんであんなことになるの?サッカーだけ。色んな競技の世界大会あるけど、W杯だけ別格じゃない?
桐生が10秒切ったから渋谷のスクランブル交差点が大騒ぎ、とか聞いたことない。
個人的にその理由を考えた。
まあ、サッカーの普及率がそもそも高いとか、ルールが単純で素人にもわかりやすいとか、選手の魅力とか色々考えられる。
オレは「サッカーの試合の起伏の少なさ」も一因だと思う。
サッカーの試合の8割はパス回しだ。1割がドリブルやシュートで、1割がセットプレーや痛がってる時間だ。
サッカーファン、ここは堪えてくれ。
今は堪える時間だ。
もちろんサッカーがわかる人にとっては全然違うだろうが、少なくとも素人目にはそう見える。
W杯で盛り上がる人の大半が素人なのだから今大事なのは素人目だ。
オレも一応小中とサッカーをやっていたが「サッカーの試合の8割はパス回し」に見える。
もっと言えば、上手いチームほどそう見える。W杯は世界最高峰の闘いだから、「世界最高峰のパス回し」が行われてると言える。
これはすなわち、「素人は試合の8割は集中して見なくてもよい」ということだ。
これが卓球だったらどうか。
常に点を取り合っているから目を離すことができない。
バスケだったら。
目まぐるしく戦局が変わるから一瞬の油断も許されない。
サッカーはどうか。
パスを回してる間は何しててもよい。Twitterしても良いし、友達と喋ってても良いし、UNOやってても良いし、何なら寝てても良い。
実況の声がでかくなったら画面に目を向ければ良い。
それだけで90分のサッカーの試合の全てを観たことになる。
だからサッカーはみんなでワイワイ観ることができる。それが大盛り上がりを生むのではないか。
サッカーを観ながら鍋パはできるが、卓球を観ながら鍋パはできない。
卓球だったら、「ばか、野菜から入れるんだよ」「しいたけもう煮えてんぞ」「お前さっきから肉しか食ってねえな」「うどん入れて良い?」とか言ってる間に10点入ってる。
うんちくを垂れることもできない。
卓球を観ながら「この選手はスマッシュがめちゃくちゃ強い上にいざという時に口から毒霧を吹くから毒霧三太夫という異名があるけど、毒霧は反則だから普通に負ける」などと言っていたら20点入ってる。
卓球の話はいいんだよ。毒霧三太夫?
だからW杯はあんなに大勢の人間を巻き込んで盛り上がるんだろう。
最初に言ったがサッカーそのものの面白さとか人気とかが一番大きい理由ではあるが。でもそんな当たり前なこと言ってどうすんだ。
あとは「ゴールがでかくて見やすい」ってのも考えたけどめちゃくちゃ頭悪そうだからやめた。
とにかくサッカー観るのは面白い。
全然日記にならなかったな。