銀色の玉の中で息を潜めて丸まっている

Twitter → https://twitter.com/bamtehu0310

タイムマシンに乗った話

天才の友達がタイムマシンを作ったらしいので乗せてもらった(東大生なので、タイムマシンを作れる友達の一人や二人いますね)。

 

そのタイムマシンは自動車みたいな形をしていて、中もどうみても自動車だった。友達は免許は持ってるけどあんまり運転しないらしいので、オレが運転することになった。幸いオートマのタイムマシンだった。

 

どこに行きたいとかは特にないそうなので、定番のタイムマシンコースの一つであるジュラ紀に行くことにした。ナビの目的地に「ジュラ紀」を設定すると、「案内を開始します。実際の『時(とき)の交通標識』に従ってください」と言われた。所要時間は1時間半、と出ていた。友達は「やっぱジュラ紀だと結構かかるな」と言っていた。江戸とかはすぐ行けるらしい。

 

エンジンをかけてアクセルを踏むと、周りがぐにゃぐにゃと歪んで、虹色みたいな空間になった。それでもタイヤが時の地面をつかんでいる感覚はあるので、ナビに従って走った。幸い、時の道は混んでいなかった。次は左です、しばらく直進です。時の中央レーンを走っていれば大丈夫だと思っていたが、気づいたら時の左折レーンになっていて左折を余儀なくされたりした。

あと、ナビが示してるのが時の高速なのか時の下道なのかわからなくてとりあえず時の下道で行ったら、時の高速が正解だったりした。

 

結局2時間くらいかけてジュラ紀に到着した。時の駐車場は結構広くて、オレでも駐車できそうだなと思った。時の誘導員が両隣にタイムマシンが止まってる場所に誘導しようとしてきたが、無視して広いところに止めた。

 

ジュラ紀は恐竜とかが結構いて面白かった。

 

帰りは時の国道二号線で帰った。時の国道沿いには時のココスや時の西松屋、時のニトリなどがあった。途中でお腹が空いたので適当に時の松屋に入って時のおろしポン酢牛丼を食べた。

 

友達は「今度はオレが運転するよ」と言っていた。